“手先が伸びて縮むだけ”のロボットが、「在庫ゼロ」になるほど売れている理由水曜インタビュー劇場(ロボット公演)(7/7 ページ)

» 2016年08月24日 06時00分 公開
[土肥義則ITmedia]
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圧倒的な技術力で差をつける

将来、工場でこのようなロボットはなくなるかもしれない

土肥: 日本が成長していく方法として、成功事例を海外に輸出する方法があります。ただ、「コロのようなロボットにニーズがある」ということが分かると、同じようなロボットが登場するのではないでしょうか。そうなると、厳しい状況になるのでは? 家電メーカーのテレビのように。

尹: コロを開発するにあたって、さまざまな特許を取得しましたが、それでもコピー商品は出てくるでしょう。でも、こちらも目をつぶって寝ているわけではありません。他社よりももっと優れた技術を開発して、この分野でどんどん先行していくつもりです。

土肥: ふむ。これまでのロボットにコロの技術がくっつく……という可能性もあるわけですね。本日はありがとうございました。

(終わり)

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