ゲーム業界のお祭り「東京ゲームショウ」一般参加のポイントは“公式アプリ”

» 2016年09月16日 19時26分 公開
[青柳美帆子ITmedia]

 9月15日から18日にかけて幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ」。最新ゲームをプレイできたり、ゲームに関するトークイベントが行われたり、最新の技術を体感したり、新情報が公開されたり――とゲームファンなら注目必至の“ゲーム業界のお祭り”だ。

 今回は37カ国・地域から過去最多となる614の企業と団体が出展し、過去最大規模に。15日・16日はゲーム業界の関係者が参加するビジネスデーで、17日・18日は一般のゲームファンも参加できる一般参加日となっている。前売券は1000円、当日券は1200円(小学生以下は無料)。

 ITmedia ビジネスオンラインの読者の中にも、一般参加を予定している人、「参加してみようかな……」と興味を持っている人もいるのでは。一足先にビジネスデーに参加してきた筆者から、参戦のポイントを簡単にご紹介しよう。

ポイントは“公式アプリ”

アプリをダウンロードすべし

 幕張メッセは非常に広大。東京ゲームショウでは、1〜8ホール、別館の9〜11ホールまでをフルに使っている。また、会議室でもセミナーが行われている。

 会場内でパンフレットは手に入るが、検索性は低め。また、各ブース内で行われているトークイベントなどは掲載されていない。

そこでオススメしたいのが公式アプリ「TGS2016」のダウンロード(無料)。出展社情報、スケジュール、会場MAPなどを閲覧できる。「お気に入り」機能を使えば、「あっ、このブースに行き忘れた!」という悲劇も避けられるかも。

超便利な「試遊待ち時間」

 「TGS2016」アプリの機能でもっとも“使える”のは、「試遊待ち時間」表示機能。東京ゲームショウでは最新ゲームの試遊や体験ができるが、人気タイトルは待ち時間が長くなりやすい。16日の午後には、多くのタイトルが1時間以上待たないとプレイできない状態になっていた。

 こうした待ち時間は、各ブースやホール内のデジタルサイネージ(電子看板)に表示されている。だが、各ブースに行って確かめるのは無駄が多いし、サイネージは会場内に数が少ない。

 そこで活躍するのがアプリだ。わざわざそこに行かなくても待ち時間を把握でき、「このタイトルは待ち時間が少ないから行ってみよう」といった行動もできる。そこで、自分好みのゲームと新しい出会いもあるかもしれない。

 なお、整理券制度や抽選制度を導入しているブースも多い。例えば人気ブラウザゲーム「刀剣乱舞」(DMM GAMES)では初めての試みとしてVRコンテンツを出展しているが、一般公開日では体験できるのは事前の抽選で当選した人だけ。お目当てのゲームが当日行ってもプレイできない――といった事態にならないよう気を付けよう。

ビジネスデーでは長蛇の列だった「刀剣乱舞」ブース

“目”にご注意

 今年の東京ゲームショウは、「VR元年」と称されるほどVRコンテンツが多数出展されている。国内ゲーム市場規模は2015年には過去最高の1兆3591億円となったが、VRの登場で更に拡大する可能性がうかがえる。

 ビジネス的には喜ばしいことだが、東京ゲームショウを周る上では注意しなければならないことがある。それは“目”だ。

 VRコンテンツを楽しむ上では、頭にディスプレイを装着する。これはしっかり装着しなければ体験中にズリ落ちてしまうため、きつめに固定する必要があるものも。

 そのため、メガネよりコンタクトのほうが快適に体験できる。また、女性の場合、アイメークはいつもより控えめにするのがよいだろう。

ディスプレイの装着には注意が必要

 いざ行ってしまえば、東京ゲームショウでの時間はあっという間。アプリを駆使して楽しんでほしい。

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