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何があったのか　バッシングを跳ね返した侍Jの小久保監督：赤坂8丁目発スポーツ246（4/4 ページ）

» 2017年03月17日 07時30分公開

小久保監督のブレない姿勢

　それでもオファーを引き受け、バッシングも受け流している小久保監督はいい意味で本当に神経が図太い。恥も外聞も捨ててメジャーリーガーに頭を下げられたのも、そういう小久保流の表れでしょう」と別のNPB関係者も再評価する。

　たとえ周囲から叩かれようが、WBC開幕直前に中心選手と考えていた大谷翔平がケガでドタキャンしようが、絶対に動揺を見せずに前へ突き進む。こういうブレない姿勢が、もしかするとチーム内の代表選手たちをここにきて鼓舞させているのかもしれない。周りの評価は柳に風とばかりにまったく気にせず、ひたすら己を信じる――。こういう小久保監督の姿は現代のビジネスパーソンの人たちにとっても共感を覚えるところだろう。

　かくいう筆者も小久保ジャパンにはこれまで厳しい目を向けていたが、ここまでの戦いは「想定外」であった。かつて浴びまくっていたバッシングを完全に消し去り、賞賛の嵐へと変えることができるのか。周囲に動じずブレない小久保流の真価が問われるのは、次の決勝トーナメント。負ければ即敗退の一発勝負となる大舞台に注目だ。

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