音響機器メーカーのボーズも3月29日に、肩乗せスピーカー「SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER(サウンドウェア・コンパニオン・スピーカー)」を発売する。マイクを搭載し、通話や米Appleの「Siri(シリ)」などの音声認識サービスとの対話に対応する点と、Bluetoothでスマートフォンと接続する点が、ソニー製品との違いだ。
スピーカーの先端には高性能マイクと、音量調整、再生、一時停止、通話、Siriへのアクセスなどが可能なボタンを配置。着信時に振動で知らせるマナーモードも採用した。
ネックバンドの内部には、音質を増強するボーズ独自の音管「ウェーブガイド(11インチ)」を2本配置。形状固定ワイヤとシリコンで構成されており、首や肩の形に合わせて曲げることが可能で、快適な装着感を実現したという。
価格は3万4560円(税込)。現在は予約受付中だが、Twitter上には「(ボーズ製品が)気になる」「ソニーへの対抗機か」「今後、こんな製品がどんどん出てきそうだ」――などと期待する声が投稿されている。
かつてはスマートウォッチ、スマートグラス、活動量計などが相次いで登場して拡大が見込まれたものの、需要が一巡したため頭打ち状態にあるウェアラブル市場。“スピーカーを身に付ける”という斬新なコンセプトで人気に火がつきつつある肩乗せスピーカーは、市場拡大の起爆剤になるか。
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