“肩乗せスピーカー”が人気に ソニーは受注を一時停止 BOSEも対抗「アメトーーク!」機に売り上げ増(2/2 ページ)

» 2018年03月23日 17時50分 公開
[濱口翔太郎ITmedia]
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ボーズ製品はBluetoothとマイク搭載

 音響機器メーカーのボーズも3月29日に、肩乗せスピーカー「SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER(サウンドウェア・コンパニオン・スピーカー)」を発売する。マイクを搭載し、通話や米Appleの「Siri(シリ)」などの音声認識サービスとの対話に対応する点と、Bluetoothでスマートフォンと接続する点が、ソニー製品との違いだ。

photo 「SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER」の使用イメージ(=公式Webサイトより)

 スピーカーの先端には高性能マイクと、音量調整、再生、一時停止、通話、Siriへのアクセスなどが可能なボタンを配置。着信時に振動で知らせるマナーモードも採用した。

 ネックバンドの内部には、音質を増強するボーズ独自の音管「ウェーブガイド(11インチ)」を2本配置。形状固定ワイヤとシリコンで構成されており、首や肩の形に合わせて曲げることが可能で、快適な装着感を実現したという。

photo ボーズの新商品「SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER」(=公式Webサイトより)

 価格は3万4560円(税込)。現在は予約受付中だが、Twitter上には「(ボーズ製品が)気になる」「ソニーへの対抗機か」「今後、こんな製品がどんどん出てきそうだ」――などと期待する声が投稿されている。

 かつてはスマートウォッチ、スマートグラス、活動量計などが相次いで登場して拡大が見込まれたものの、需要が一巡したため頭打ち状態にあるウェアラブル市場。“スピーカーを身に付ける”という斬新なコンセプトで人気に火がつきつつある肩乗せスピーカーは、市場拡大の起爆剤になるか。

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