就職活動を控えた大学生・大学院生が、職業選択の手がかりとして取り組むインターンシップ。参加した学生が「ためになった」と感じたのはどの企業なのか――。
人材サービスのビズリーチの調査によると、トップは野村證券。同社は日本経済の調査・分析や、クオンツ・アナリスト(株価データなどの定量的分析担当者)の業務体験などの実践的なカリキュラムを提供している。
参加者からは「職業の本質を理解できた」「時間をかけて提言を1人で作り上げる作業を体験できた」「社員の方々のフォローが手厚かった」などの体験談が集まった。
2位はリクルートグループ。リクルートホールディングスは社員と共同でデータ分析を行うプログラムなどを提供。リクルート住まいカンパニー、リクルートライフスタイルなどでは新規事業の立案を課し、勝ち抜き方式のプレゼン大会を実施している。リクルートキャリアではミャンマーでのフィールドワークなども実施している。
インターン生への手厚いフォローも行っており、リクルート住まいカンパニーのプログラムに参加した学生からは「キャリアプランに関する個人面談を複数回行ってくれた」などの声が集まった。
3位は野村総合研究所。経営コンサルタントとして活躍する社員とディスカッションを重ねながら、情報収集・分析・戦略構築・プレゼンといったコンサルティング業務を学ぶコースなどを展開している。
参加者からは「ディスカッションでは鋭いフィードバックが1時間ほど続き、レベルが上がったと感じられた」との意見が出た。
4位はアクセンチュアと東京海上日動火災保険(同率)。6位は企業のデータ活用を支援するフロムスクラッチ、三井物産、ワークスアプリケーションズ(同率)だった。
インターン経験者からは「顧客訪問や駐在支社へのインタビューができた」(東京海上日動火災保険)「インタビューや座談会がたくさん用意されていた」(三井物産)など、現場社員との接点やフィードバックの充実を評価するコメントが多く寄せられていた。
調査は2018年4月18日〜30日にかけて、ビズリーチのOB・OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」に登録している19年卒予定の学生ユーザー845人を対象に実施した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング