東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学など、国内屈指の難関校に通う2019年卒の学生が志望する企業は? 上位校向けの新卒採用支援サービス「レクミー」を運営するリーディングマークの調査によると、1位は三菱商事(22.1%)だった。
2位は三井物産(21.1%)、3位は伊藤忠商事(16.7%)。4位は住友商事(14.5%)、5位は丸紅(14.3%)――と続き、5大商社が上位を独占する結果となった。
6位以下は東京海上日動火災保険(11.5%)、サントリー(9.5%)、三井不動産(7.2%)、三菱UFJ銀行(7.1%)、三菱地所(6.8%)という結果だった。
前回(17年)の調査結果と比較すると、双日(19位→15位)や豊田通商(27位→22位)などが順位を上げており、リーディングマークは「根強い商社人気が今年も続いている」とみている。
広告企業では、17年は26位だった電通は17位にランクアップ。博報堂は17位から16位に順位を上げ、人気度で電通を上回った。昨年は100位以下だったアサツーディ・ケイ(ADK)は80位に入った。
メーカーやIT企業も人気で、花王(33位→24位)、日清食品グループ(98位→64位)、楽天(86位→40位)、Google(70位→57位)などがランクアップしていた。
一方、みずほフィナンシャルグループ(14位→28位)、三菱UFJ信託銀行(25位→37位)、第一生命保険(55位→78位)など、銀行・生保企業がランクダウンする例が目立った。
大学別では、上位5社の顔ぶれは全体とほぼ変わらない結果だったが、東京大学では経済産業省(18位)の志望度が高かった。慶應義塾大学では三井不動産(7位)や三菱地所(8位)といった不動産会社が人気。早稲田大学では全日本空輸(ANA、8位)、日本航空(JAL、11位)、JR東海(13位)などの運輸事業者が上位に入っていた。
調査は18年2月26日〜3月31日にかけて、「レクミー」に登録する学生ユーザーを対象にアプリ上で実施。東京大学、京都大学、一橋大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京工業大学、大阪大学――などに通う6374人から回答を得た。
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