8月下旬に入ってから上昇傾向を見せており、足元では7000ドル前後での推移が続いているビットコイン価格。今後もこの好調は続くのだろうか。
米CNBCの報道によると、米放送局MSNBC所属の仮想通貨トレーダーであるマイケル・モロ氏は「1〜2週間後には完全にブルマーケット(強気相場)に戻る。年内の相場は、5000ドルまで下落するよりも1万ドルまで上昇する可能性の方が高い」と予測している。
ただ、モロ氏は、ビットコイン価格がさらに上がる条件として「今週(〜9月1日)は7000ドル程度で推移し、翌週(〜9月8日)に7150ドルを上回ること」を挙げている。
1万ドルに達する時期は明言せず、「1万ドルを目指すには5%や10%などの急騰はむしろ悪影響。ビットコイン市場は価格と取引量の両方において安定的な成長が必要だ」と提言している。
モロ氏はこうした予測の根拠として、8月に入ってから米証券取引委員会(SEC)がビットコインETF(上場投資信託)案件を再度拒否した際に、ビットコイン価格がかつてほど下落しなかった点を指摘。
「市場は、SECのビットコインETF承認は短期間で実現する話ではないと気付いたはず。今回の件を機に、SECの動向に左右されていた市場心理は落ち着きを取り戻し、今後の12カ月間はより(投資に対して)建設的な判断ができる状態になっている」と評価した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング