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» 2018年10月24日 18時01分 公開

売り手市場を背景に:19年3月卒の学生、就活費用は過去最低水準 「面接官が来ればいいのに」との声も

就活情報サイト「キャリタス就活2019」を運営するディスコは10月24日、2019年3月卒業予定の大学生と大学院生を対象に実施した就職活動にかかった費用に関する調査結果を発表。09年に調査を開始して以来の最低水準となった。

[中澤彩奈,ITmedia]

 就活情報サイト「キャリタス就活2019」を運営するディスコは10月24日、2019年3月卒業予定の大学生と大学院生を対象に実施した就職活動にかかった費用に関する調査結果を発表した。就活費用は平均13万5881円(前年調査:14万3943円)と、09年に調査を開始して以来の最低水準となった。

photo 就職活動費用の推移(=ディスコ調べ)

 就活費用については「リクルートスーツ代」「交通費」「宿泊費」「資料費」「備品代」「有料講座受講費」「その他諸経費」の7項目から算出。このうち最も減少幅が大きかったのが交通費で6万2517円(前年調査:6万6170)。昨年から約3600円減った。

 ディスコは「学生に優位な売り手市場に加え、今年は早期に志望企業を絞り込む傾向が強まった。学生1人当たりのセミナーや面接などの参加社数が減少したことや交通費を負担する企業が増えたことなどを受け、交通費が減少したと考えられる」と分析する。

 就活活動費用をどのように工面したか聞いたところ、「親に出してもらって、返済する予定はない」と答えた学生が48.6%で最多だった。「全額自分で工面した」学生は40.0%、「親に借りた」学生は11.4%いた。

photo 就職活動費の出どころ(=ディスコ調べ)

 学生からは「交通費を自己負担できるだけの貯金がなかったため、(交通費を)安く抑えられる範囲の企業のみ受けた」「アルバイトも思うようにできないので、親に相当支援してもらった」「貯金を使い果たした」など、就職活動が金銭的負担として重くのしかかったという声が多く寄せられた。

 その他には「Webなどを利用して双方(企業側・学生側)の負担を減らすことができればいい」「面接くらい面接官が地方まで足を運んだらいいのに」といった意見もあった。

 調査は10月1〜9日にかけて、「キャリタス就活2019」モニターの19年3月に卒業予定の大学4年生と大学院博士課程2年生(理系)を対象にインターネット上で実施。1159件の有効回答を得た。

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