キリンは11月28日、2019年3月下旬の出荷分をもって、国産ウイスキー「富士山麓 樽熟原酒50度」の販売を終了することを明らかにした。想定を超える需要があり、安定供給が難しくなったためという。
同商品は16年3月発売。キリンの国産ウイスキー事業で売り上げの3割強を占めるなど主力商品となったが、人気が高まったことで「このままでは原酒不足になり、供給できなくなる恐れがある」(広報担当者)ことから終売を決めた。
同商品以外のウイスキーは「今のところ終売の予定はない」(同)という。
ハイボールブームなどによって国内のウイスキー需要は急拡大しているが、その影響でメーカーが原酒不足となるケースが増えており、今年5月にはサントリースピリッツが「白州12年」「響17年」の販売休止を発表していた。
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