コラム
» 2018年11月29日 08時00分 公開

組み合わせは3700万通り:海外で人気の「サブウェイ」は、なぜ日本でイマイチなのか (3/5)

[印南一路,ITmedia]

日本人は選ぶことのプレッシャーに弱い

 一方、好きな料理を好きなだけ皿に盛って食べられるバイキング形式は、日本で幅広く浸透しています。立食形式のビュッフェも女性を中心に人気です。

 サブウェイ方式とバイキング形式。どちらも自分の好みの料理を選べる点は共通しています。ユーザー側から見た両者の大きな違いは、前者では選ぶのが面倒に思えることや、短時間に1つだけを選ぶよう強制されているように感じられることもありますが、後者には選ぶ行為にストレスがないことでしょうか。迷ったら、あとでもう一度取りに行けばよいので、意思決定を先送りすることもできます。

 本来、選択や決断には選ぶことのプレッシャーがつきまとうものですが、バイキング形式にはそうしたプレッシャーがありません。

 私は大学の授業や企業研修の冒頭で、必ず「あなたは自分を優柔不断だと思いますか?」と受講者に質問するようにしています。結果はいつもだいたい同じで、約7〜8割の受講者が「優柔不断だ」または「どちらかといえば優柔不断だ」と答えます。

 重大な意思決定をまだ経験していない大学生ならまだしも、企業研修に参加した40歳以上の社会人の多くも「自分は優柔不断だ」と答えています。こうした経験やアンケート結果から、日本人のうちのかなりの割合が「自分は優柔不断だ」「決断力がない」と自覚していることが分かります。

 では、どうして「自分は優柔不断だ」と思う日本人がこれほど多くいるのでしょうか? その原因を分析する前に、優柔不断には2種類のタイプがいることを説明しておきましょう。

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