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インタビュー
» 2018年11月28日 08時08分 公開

水曜インタビュー劇場(明るい公演):日本初の「ドルビーシネマ」は何がスゴいのか 実際に見てきた (1/6)

福岡市に、日本初の「ドルビーシネマ」が上陸した。欧米や中国などで展開していて、現在は390以上のスクリーンを構える。「ドルビー」と言えば音響に関する会社といったイメージが強いが、一体どのような劇場なのか。現地で取材したところ……。

[土肥義則,ITmedia]

 「Dolby(ドルビー)」と聞いて、どんなことを想像するだろうか。「映画を見ていると、エンドロールでよく見るなあ。でも、どんな会社なのか、よく分からない」といった人も多いのでは。

 ドルビーラボラトリーズ社は1965年、英国のロンドンで産声をあげる(現在の本社は米国のサンフランシスコ)。カセットテープを聞いていると、「サーッ」というノイズを耳にすることがあるが、同社はその音を抑制する技術を開発する。この技術をオーディオメーカーなどに売り込んだところ、ウチもウチもという事態に。いまもその技術は脈々と受け継がれていて、DVDプレーヤー、テレビ、スマホなど、私たちが普段使っているモノに「ドルビー」が採用されているのだ。

福岡市に、日本初の「ドルビーシネマ」が登場した

 このように書くと、「音を徹底的に研究した会社なんだね」と思われたかもしれないが、3年前から新事業を展開していて、あれよあれよという間に広がっているのだ。「映画館」である。2015年、オランダで「ドルビーシネマ」が誕生して、その後は、米国、英国、中国などで増え続け、現在は390スクリーン以上を構えることに。

 この数字について、同社は「予想以上のスピードで増え続けている」と受け止めていて、業界関係者も「たった3年でこの規模になるのはスゴい」と語っていた。海外の人が注目する映画館は、どのような技術が導入されているのか。福岡市のT・ジョイ博多に上陸したので、現地に足を運び、ドルビージャパンの中山郁夫さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

一般的な劇場のように感じるが、どのような特徴があるのか
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