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» 2018年12月05日 08時30分 公開

官僚、弁護士、編集長――“リモートワーク3人衆”が語る「地方で働くと生産性が上がる、これだけの理由」「働き方改革×地方」(3/5 ページ)

[今野大一,ITmedia]

テレビ会議は簡単に始められる

藤井: テレビ会議をするにはどの機材を導入するのか、といった話もよく聞かれますね。確かに省庁のような場ではセキュリティを担保する必要がありますが、民間企業でちょっとした打ち合わせをするのであれば、スマートフォンのLINEやFacebookのテレビ電話のボタンを押せば、すぐに始められるのです。一度やってみれば分かりますが、スマホの無料アプリで簡単に始められて、音声もクリアなのです。

 ITリテラシーの有無の話もありましたが、どんなにリテラシーがなくても、多くの方々がスマホを持っていると思います。まずは身近なツールを使って手軽に始めてみればいいのではないでしょうか。その後に会社が導入することになれば、そのタイミングで有料の機材やシステムを導入して本格的に始めればいいと思います。

phot テレワークが普及すればもっと自由な働き方が選択できる(以下、資料は大西氏発表資料より)

岡山: 確かにその通りですね。恐らく皆さんの中でも無意識に「働くこと」と、「生活すること」を切り分けて考えてしまっているのではないかと思います。生活で当たり前に使っているLINEの機能をただ単純に使うだけで、実はテレビ会議ができてしまうのです。働くことと生活することの垣根が意識の中でもっと詰まってくると、仕事もスムーズになってくると思います。とてももったいないと思うのです。

藤井: そういう意味では、実は私にとって仕事は「趣味」なのです。マンガを読んだり旅行をしたり、おいしいものを食べたりするのと同じところに仕事があります。ただ、趣味と仕事の違いは、仕事はお金がもらえて社会の役に立てる点です。だから優先順位が高く、最も多くの時間を割きますが、あくまでも仕事は趣味にすぎないのです。だから旅行しながらおいしいものを食べ歩いたり、本を読んだりしながら仕事をしています。

 その意味では「Work as Life」ですね。WorkとLifeのバランスではなくて、ワークがライフな感じなのです。そういった生き方への意識転換もこれからは必要なのかもしれません。

大西: 今まさに国や自治体でも「ワーケーション」という取り組みが始まっています。これは、ワークとバケーションを組み合わせた取り組みです。地域に一定期間滞在することによって人を回帰させ、地域活性化の一翼を担おうとしているのです。

 現状では、都市部にいる人が地域に一定期間滞在しようとすると、いろんな障害があります。しかしながら、テレビ会議などを通じて離れた場所でも議論や意思決定ができるようになれば、仕事が休めないからといった理由で家族旅行や帰省を断念しなくてもよくなります。また、地域のお祭りなどの行事にも参加できるようになるのです。

 さまざまな地域に人が訪問することになれば、現地でご飯も食べますし、お金を使うので、地方創生にもつながります。今後、働き方の一つとして、こうした取り組みを広げていきたいと考えています。

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