山崎准教授はすでに、Pairs上で異性に「いいね!」を送ったユーザーが、どれくらいの確率で「いいね!」を返してもらえるのか――などを予測する予備実験を始めている。アプローチを受けたユーザーの好みが判断を左右するため、予測が難しい領域ながら、現時点で最大36%の精度を実現しているという。今後もこの数値をさらに高め、アルゴリズム改善につなげていく方針だ。
このほか、(1)どのような内容・文字数のメッセージを、どのようなタイミングで送ると交際につながりやすいか、(2)分析対象のデータにプロフィール画像を盛り込んだ場合は、精度がどの程度向上するか――といった要素の解明にも取り組んでいく。
チャットを活用し、異性とのコミュニケーションの取り方に悩んでいるユーザーを支援したり、異性から魅力的にみられやすいようユーザーのプロフィールを改善したりする案も視野に入れている。
山崎准教授は「自分の技術を使って、より多くの人々を幸せにしたい」と話している。
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