インタビュー
» 2018年12月12日 06時30分 公開

アイドルというキャリア:「毎日コツコツと努力を重ね、ついに見えてきた夢」 AKB48・岡田奈々の信念 (1/6)

小さいころから歌手になりたいと思っていた岡田奈々さんは、14歳でAKB48に入り、アイドルという仕事に就いた。プロとして働く中でさまざまな経験を積み、自らの生きがいや新たな夢を見いだしたという。

[伏見学,ITmedia]
初めてのソロコンサートを開いたAKB48の岡田奈々さんは、これまで以上に自分の夢が鮮明になった(撮影:福田栄美子) 初めてのソロコンサートを開いたAKB48の岡田奈々さんは、これまで以上に自分の夢が鮮明になった(撮影:福田栄美子

 あなたにとって仕事とは何だろうか?

 何のために働いているのか?

 別に禅問答をしたいわけではない。哲学的な解を求めているわけでもない。しかし、多くの人たちにとって日常の大部分を占める仕事に対して、どのように向き合っているかは、その人自身の生き方に色濃く反映される。

 生活のため、お金を稼ぐため、家族を養うため、やりがいのため、夢を叶えるため……。人それぞれ、さまざまな目的があるだろう。ただし、その上で大切なのは、そこにどんな思いや情熱が込められているかではないだろうか。

 慶應義塾大学の創始者であり、思想家の福沢諭吉は著書「学問のすゝめ」の中で、働くことについてこう述べている。

 「本人の心なり、また志なり。かかる心志ある人を名づけて心事高尚なる人物と言う。ゆえにいわく、人の心事は高尚ならざるべからず、心事高尚ならざれば働きもまた高尚なるを得ざるなり」

 すなわち、本人の心や志が何よりも重要で、それが高尚でなければ、働きも高尚ではなくなってしまうのである。

 14歳でアイドルという仕事に就き、悪戦苦闘しながらも日々少しずつ経験や実績を積み重ね、今ではAKB48グループの中心的な存在にまでなった岡田奈々さん(21歳)は、自分自身の仕事をどう捉えているのだろうか。

(撮影:福田栄美子) (撮影:福田栄美子)

 「昔はただ歌が好きで、歌う仕事ができればいいと思っていました。けれども、AKB48に入り、お金をいただいてステージに立つことで、その意味を理解するようになりました。歌もダンスもまだまだ下手だし、駄目なところもたくさんあるのですが、見ている人たちに(喜んだり、楽しんだりと)どんな感情でもいいから持ち帰っていただけるような、印象に残るパフォーマンスをするのが私の役目だと思っています」

 AKB48として活動する中で、単に好きだからという次元を超えて、見ている人たちに何か感動を伝えたい、心を震わせるような体験をしてもらいたい。そのような意識の変化が生まれたのである。

 そんな岡田さんはなぜアイドルという道を選んだのだろうか。

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