公私にわたり転換期を迎えることの多い30代が働きやすい業界は? 転職サイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイが「労働時間」「やりがい」「ストレス度」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目を基に働きやすさ(5点満点評価)を調査したところ、1位は鉱業界で3.34点だった。
グローバルウェイによると「鉱業界は世界情勢や為替の変動に業績が左右されるリスクはあるが、経常利益率が他業界に比べて高く、競合が極めて少ないといった点では安定している業界と言える」という。
社員からは「産油国や海外石油企業と仕事ができる、また日本政府関係者とも協働してプロジェクトに関与する機会もあるなど、大きなビジネスに関わりたいという視点ではおもしろい会社だと思う」と満足する声が寄せられた。
2位は医薬品業界(3.26点)。同業界は職種に関係なく平均年収が高めという。「勤務時間の管理は割と厳しいので勤務時間に関するブラックな面はほぼないと思われる。研究所の正社員のほとんどが裁量労働制を選択しているので、勤務時間は基本的には自身で決めているし、残業も自己管理している。午後7時以降に社内に残る人は少ない」との意見が出た。
3位はリース・消費者金融・クレカ・信販業界(3.14点)。「休日出勤はない。勤務時間の管理も厳格に行われており、サービス残業もなくプライベートと仕事のバランスは取れている。産休・育休制度も整っているので女性には働きやすい環境が揃っている」という。
4位は非鉄金属業界(3.13点)。「長時間働くことは奨励されておらず、早く帰るように促されることもある。休日出勤は部署によって発生するものの、代休はきちんと取得できる」などの声が上がった。
5位は電気機器業界(3.12点)。「グローバルに仕事ができる点は非常にやりがいがある。通信・家電・自動車など多くの市場と取引ができているため、ダイナミックに仕事ができる」といった意見があった。
6位以下はガラス・土石製品業界(3.11点)、化学業界(3.09点)、電気・ガス業界(3.09点)、輸送用機器業界(3.08点)、証券業界(3.06点)、石油・石炭製品業界(3.06点)――と続いた。上位には鉱業や非鉄金属などの資源系がランクインし、下位には運送系が集中した。
調査は14年4月1日〜18年3月31日にかけて「キャリコネ」に登録している30代のユーザーからの評価が寄せられた企業を抽出し、平均値を算出した。
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