LINEは6月13日、企業が採用活動にLINEアプリを活用できるサービス「LINE採用コネクト」を今秋から提供すると発表した。学生が日常的に使っているコミュニケーションアプリを使って、企業と気軽にやりとりをできるようにすることで、応募や離脱防止を促し、採用活動を円滑にする狙い。
企業には専用の管理システムを提供し、採用活動用の企業アカウントを使って企業情報や採用情報を学生向けに発信できるようにする。トーク画面で学生とメッセージのやりとりをしたり、説明会の日時調整などを自動返信したりすることも可能だ。登録料金や利用料金については「後日改めて発表する」(LINE広報)としている。
同社は2015年に求人情報サービス「LINEバイト」で人材関連サービスに参入。応募者情報の確認から、面接の日程調整、メッセージのやりとりまで、採用までのコミュニケーションをLINE上で行える「LINE応募」機能が好評だったことから、同様の仕組みを新卒採用向けにも提供することにしたという。
現在LINEは、LINEバイトに加え転職情報サイト「LINEキャリア」も運営している。いずれも人材会社と合同で立ち上げたLINE子会社が運営しているが、LINE採用コネクトについては、「現時点で詳細は答えかねるが、他社との取り組みに特にこだわりはない。ユーザーや企業に価値を提供する上で、ベストな方法を都度選択していく」(LINE広報)としている。
くら寿司が年収1000万を出しても幹部候補生を採りたい理由
「就活の靴はスニーカーもOK」 ばんそうこう売上減のリスクを負っても、ジョンソン・エンド・ジョンソンが“スニ活”を推進する理由
新卒採用に「危機感がある」企業が9割超 最も苦戦している業界は?
「地元で就職したい」学生の減少止まらず ついに半数以下に
難関大の就活生に人気の企業はどこ? 東大、京大、早慶などの20年卒に聞くCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング