株式会社パトス代表取締役。
今、シニア世代の求人が好調だという。
かつて、転職市場では、35歳がひとつの目安とまで言われたものだが、40歳代、50歳代のビジネスパーソンの転職市場も活況を示しているらしい。
確かに多くの業種で人手不足が深刻な問題となっており、シニアといえども働き手がいるのであれば、何がなんでもほしい企業はたくさんあるだろう。
しかも、現在の60歳代はすこぶる元気であり、労働力としても40歳代、50歳代と比較してもほとんどひけをとらない。
しかし一方では、60歳のいったんの定年を迎え、再雇用制度で同じ職場で働くと、給与はよくて半分、ひどい場合は2割〜3割などという話も聞く。それでも受け入れざるを得ない状況にあるのも現実だ。
この状況は、65歳を超えるとさらに厳しくなる。国も、70歳まで働けるような制度改革を進めているものの、実際に働くことができている人たちは、半数にも満たないことが、総務省のデータからも見てとれる。
また仕事があるといっても、飲食サービスや小売りにおいて、若者が採用できないための代わりの人材を採用したがっているだけだという意見もある。
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