クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向
連載
» 2019年07月01日 07時04分 公開

池田直渡「週刊モータージャーナル」:Mazda3国内仕様試乗で判明した「ちょっと待った!」 (1/5)

マツダ3の国内仕様車に乗って、まさか期待を裏切られるとは露程も思っていなかった。変速ショックそのものを消そうとした結果、第7世代思想に遅れを取っている。SKYACTIV-D 1.8のアクセルも意図以上に加速を始めてしまう。それは全く人間中心ではない。この評価が変わるかどうかは、全てはSKYACTIV-X次第だ。

[池田直渡,ITmedia]

 Mazda3については、すでに3回の記事を書いている。一回目は今年1月28日2回目は1月29日3回目は3月11日だ。そのクルマの出来には本当に驚かされて、惜しみない絶賛を贈ってきた。

6月20日にクローズドコースで行われた国内仕様車の試乗会

 ただし、残念ながら国内向けのパワートレインには接する機会がなく、あくまでも欧州向けのMTガソリン2.0マイルドハイブリッドと北米向けのガソリン2.5トルコンATユニットでの試乗であり、2.5について筆者は「少なくともエンジンに驚嘆するクルマではない。そこは2.0マイルドハイブリッドも同様で、国内では用意されるであろうディーゼルとSKYACTIV-Xの二大看板がどう評価を上げてくれるかが見どころになるだろう」と書いた。エンジンがパッとしなかったことは国内モデルで改善されるであろうと考えていたのだ。だからこそ国内発売を楽しみにしていたモデルである。

 そのマツダ3の国内仕様に乗って、まさか期待を裏切られるとは露ほども思っていなかった。

2.0Gはエンジン及第、ミッション落第

 せっかちな人のためにまず結論を書こう。SKYACTIV-G 2.0は悪くはないが、変速機まで含めたトータルで見ると、シートやシャシーやブレーキの鮮やかな仕上がり(これこそが第7世代の中心的価値である)に対して、旧世代感が強い。第7世代の思想に取り残されている感じがある。

 一方SKYACTIV-D 1.8は、すでに購入した人には手遅れで大変申し訳ないが、筆者の率直な感想は「やめておいた方がいい」である。

 さて、ではそういう結論に達するのはなぜかについて書き進めていこう。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ