投機的な印象が強かったレバレッジだが、分散投資と組み合わせることで、長期投資のためのツールとして想定できる。ただし外国債の先物は取り扱う証券会社が限られており、また定期的な買い替えが必要なため、個人投資家が同じようなポートフォリオを組むのは大変だ。このあたりに、運用を任せられる投資信託の利点が出ている。
また、投資金額が限られるNISA枠の活用の意味でも注目される。NISAの非課税枠は年間で120万円。しかし、3倍3分法ファンドを使えば、実質的にその3倍の360万円分の投資を非課税枠内で行うことができる。
3倍3分法ファンドは先物を使っていることもあり、つみたてNISAの対象外だが、通常のNISAでの購入は可能。日興アセットマネジメントによると、実際NISAでの購入も増加しているという。
レバレッジ商品は、その複雑さや短期投資の印象から、一般の投資家には敬遠されがちだった。3倍3分法ファンドも、当初は販売会社になかなか理解されず、実現には何年もの歳月がかかった。現在のところ、3倍3分法ファンドは長期投資先として受け入れられている様子だ。「他のファンドは2割くらい上がると利益確定の売りが出てくる。肌感覚では3倍3分法ファンドの解約率は低い」(有賀氏)
レバレッジ投資信託が長期投資向けの商品として根付くかどうか。商品のリスクと特性を、投資家にしっかり理解してもらえるかどうかがポイントになるだろう。
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