金融ビジネス最前線〜デジタル活用のヒントを探る〜
ニュース
» 2019年08月21日 10時41分 公開

仮想通貨から電子マネーにチャージ可能に ディーカレット

ディーカレットが8月21日、仮想通貨から電子マネーにチャージできるサービスを開始した。ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインの5種類から、au Wallet、楽天Edy、nanacoの3つの電子マネーにチャージできる

[斎藤健二,ITmedia]

 仮想通貨取引所を運営するディーカレット(東京都千代田区)は8月21日、仮想通貨から電子マネーにチャージできるサービスを開始した。同社のアプリ(iOS/Android)上で操作し、au Wallet、楽天Edy、nanacoの3つの電子マネーにチャージできる。

ディーカレットの時田一広社長

 「仮想通貨を通常の決済で使えるようにする。今後、さまざまな電子マネーやポイントなど、デジタル資産との交換ができるよう進めていく」(ディーカレットの時田一広社長)

 ディーカレットはIIJ傘下の仮想通貨取引所。4月から仮想通貨の現物取引サービスを提供している。併せて同日、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインの5種類について最大4倍のレバレッジ取引も開始した。

3000円以上で手数料なし。リアルタイムに交換

 電子マネーへの交換は、ビットコインをはじめ5種類の仮想通貨を利用できる。交換レートは取引所の売却価格を用い、売買価格の差額であるスプレッド分が実質的なコストとなる。ただし3000円分未満の交換には108円の手数料がかかる。

 アプリ上で交換手続きは完了し、複数の仮想通貨を使っての交換も可能だ。交換は即時に反映される。毎月の交換上限額は合計で10万円となっている。

ディーカレットのアプリを使った電子マネーへの交換

仮想通貨の決済利用を目指す

 発表会場でもあったビックカメラは、ディーカレットの株主でもある。ビックカメラでは、初期からビットコイン決済へ対応してきたが、今回仮想通貨から電子マネー、電子マネーで決済という流れに期待する。「これまで仮想通貨も使えたが、利用できる通貨が限られていた。電子マネーに交換できるようになることでユーザーの利便性が向上する」(ビックカメラの中川影樹取締役)

 ディーカレットでは、デジタル通貨による価値交換プラットフォームを目指すための第一歩だと、今回のサービスを位置付ける。「これまでは仮想通貨の現物取引だけで、商品上の優位性はあまりなかった。(サービスや会員数は)ビジネスプランからは遅れているが進んでいる。仮想通貨の課題は、世の中の認知だ。電子マネーへの交換が実現したことは、相手もわれわれのサービスを認めているということでもある。こういったことで、世の中での(仮想通貨への)信用が構築される」(時田社長)

 今後、各種ポイントとの交換を年内に、2020年には新しい投資商品や、APIの提供を予定しているという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間