9月30日、経済産業省は「キャッシュレス・ポイント還元事業 開始宣言」と銘打った発表会を開催した。10月1日から、還元事業がスタートする。
登壇した菅原一秀 経済産業大臣は、諸外国のキャッシュレス比率が高いことに触れ、「日本もスタートするときが来た。現金を持ち歩かなくていい、おつりをジャラジャラしなくていい。中小規模のお店をバックアップすることも大事だ。高度なマーケティングにもつながる」と意気込みを語った。
消費増税と併せて、消費喚起と中小企業支援を目的としたキャッシュレス・ポイント還元事業。中小企業の場合5%還元、フランチャイズチェーンなどの場合2%と還元率が異なることに加え、事前に登録した店舗だけが対象となる。「現在50万店、今後どんどん増やしていく」と経済産業省の津脇滋子室長は話す。
経産省は、対象となる店舗、また利用できるキャッシュレス支払い手段をまとめたサイトやスマートフォンアプリを公開。店頭でも還元率や利用できる決済手段をまとめたポスターを掲示するなど、利用者向けの告知を進める。
発表会では、新たに始めるテレビCMの紹介や、CMに登場する芸能人も登壇。今後の普及に意欲を示した。
キャッシュレス・ポイント還元事業の期間は9カ月間。2020年6月末までとなる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング