帝国データバンクと、金融系AIスタートアップのゼノデータ・ラボ(東京都渋谷区)は共同で、未上場企業の業績を予測し、提供するサービスの開発に着手する。帝国データバンクが持つ40万社以上の信用調査データを、ゼノデータ・ラボが自然言語処理技術を使って解析。経済ニュースなどと組み合わせて分析することで、将来の業績を予測する。
ゼノデータ・ラボは、経済ニュースや決算情報を自然言語処理で解析するSaaS型サービスを提供してきた。ニュースの情報を基に、次に起こる経済の変化や、将来的に影響を受ける企業を予測する情報を提供する。
未上場企業の業績予測は2020年春に提供開始の予定。これまで上場企業が対象だった従来のサービスに追加するほか、銀行などの金融機関に対し、APIなどを使いデータを提供する。情報提供は帝国データバンクのサービス上でも行う。
取引先調査や、融資、M&Aなどの企業分析の際に、未上場企業の公開情報は非常に少なく、これまで帝国データバンクなどの信用情報が主な手段だった。
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