会社に出社して、すぐに作業に取り掛かる人は「積極的な姿勢で仕事をしているなあ」という印象を受けるが、実はバイタリティが低い傾向にあることが、電通の調査で分かった(バイタリティスコアの結果の高さによって3段階に分け、高い人と低い人を比較して分析している)。
では、バイタリティの高い人はどんなことをしているのか。出社してすぐに仕事を始めるのではなく、まずは社員同士であいさつを交わし、一日のタスクを整理してから仕事に取り掛かるといった習慣があることが明らかになった。
となれば、気になるのは仕事の終え方だ。バイタリティがある人とそうでない人に違いはあるのだろうか。時間に追われただ帰る毎日を繰り返している人はバイタリティが低く、「片付け・整理」「作業の計画立て」をして一日の仕事を終える人は、バイタリティが高い傾向にあることがうかがえた。
また、自分の仕事を定期的に振り返る行動も、バイタリティと関連していることが明らかに。振り返りの行動を「毎日」「1週間に1日くらい」のペースで習慣化している人はバイタリティが高い傾向にあって、その方法については「1人で頭の中で」振り返るのではなく、人との「会話」で振り返ったり、「業務日誌・日報に書く」「個人的な日記・メモを書く」など、具体的なアウトプットを行うこととバイタリティに相関性があることも分かった。
インターネットを使った調査で、20〜60代のビジネスパーソン5000人が回答した。調査期間は9月6日から10日まで。
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