このように、同じようにスマートフォンを使っているように見えても、情報へのファーストタッチ、そして同じ検索でも“考え方”や“使い方”の違いが異なることが分かるだろうか。情報の扱い方の変化は、スマートフォン登場当初から言われていたことだが、当時は「ユーザー投稿の写真や動画が情報への最初の接触点になる」といわれても、あまりピンと来なかった方も多いだろう。
しかし、このようにして具体的な事例が上がってきている中にあって、新しい商品やサービスを設計する際、こうした情報ツールによる世代間ギャップは意識せざるを得ない。これからの世代に向けて事業を考える、あるいは再調整するならば必要なことだ。
例えば先日、ヤフーの持株会社であるZホールディングスとLINEの経営統合という話があった。これもPC世代のポータルから抜けきることができなかった「Web世代」のヤフーによる生き残りをかけた経営統合と受け取ることもできる。現在、手元でうまく行っている事業があるとしても、いま一度、点検してみると新たな気付きがあるはずだ。
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