一方で、外国人部下のマネジメントに悩む上司への会社のケアは決して十分とは言えない状況にある。日本人上司に「会社から(外国人部下を持つ立場ならではの)サポートを受けているか」と質問したところ、「外国人人材の受け入れについての指導・説明」があったと答えた割合はわずか26.5%。他の項目もおおむね2割程度にとどまり、会社側のサポートの不備をうかがわせる結果となった。
パーソル総研の担当者は「日本人上司の多くは実際に外国人の部下を持った時、想定以上の難しさを感じている」と指摘。本調査では、外国人に対して「こちら(職場)に合わせてほしい」という意識が強い上司ほど、受け入れ時のギャップが大きくなるという結果も、別のデータから明らかになったという。
「上司は外国人部下の持つ『働くことへの考え方』を考慮してマネジメントすべきだ」(担当者)。加えて、外国人材のマネジメントを経験の足りていない上司や現場任せにせず、会社側のサポートが重要とも指摘する。
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