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お客様はもう、神様ではない? 「ロイヤルホスト」「すかいらーく」など各飲食チェーンで徐々に広がる年末年始休業の波飲食店も「働き方改革」(2/2 ページ)

» 2019年12月31日 07時00分 公開
[鬼頭勇大ITmedia]
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今回の年末年始から取り組むチェーンも

 ファミレスチェーン「ガスト」や「バーミヤン」を運営するすかいらーくホールディングス(HD)は、今回の年末年始から一部店舗での営業時間短縮を発表。初詣客が多い神社仏閣の近隣や観光地などの店舗を除き、グループ内のおよそ8割に当たる2700店舗が対象になる。12月31日午後6時に閉店し、20年1月1日正午まで休業する。

 ラーメンチェーン「一風堂」も、今回の年末年始から休業すると発表。12月31日〜20年1月2日の3日間、国内にある一風堂などの一部店舗が休業する。また、他の店舗でも営業時間を短縮したり、1〜2日間休業したりと、柔軟な対応を取る。年末年始に休業するのは、1985年の創業以来初めてだという。

一風堂は3日間休業

 サイボウズチームワーク総研の調査によると、年末年始のファミリーレストラン営業について「完全休業でも良い」と答えた人は38.2%いた。「完全休業は困るが、時間などを減らして、でも良い」と答えた46.7%を合わせると、8割以上が「短縮営業でも良い」と考えていることになる。

約8割が、飲食店の「働き方改革」に肯定的(出所:サイボウズチームワーク総研調査)

 「働き方改革」の波に、飲食店も乗るべきだ。短縮営業にするだけでも、従業員の負担は減り、満足度が高まるはず。もうけだけを狙うのではない、多角的な視野が飲食店にも求められている。

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