森永製菓は1月14日から、「カレ・ド・ショコラ〈ルビーカカオ〉」(参考小売価格400円)を発売する。これは、同社のカレ・ド・ショコラシリーズの新作で、バリーカレボーと共同開発したものだ。森永製菓の大橋啓祐氏(執行役員マーケティング本部 菓子第一マーケティング部長)は、「19年に直営店で販売したルビーチョコレートがバレンタインの前に完売して、お客さまの反響も大きかった。ルビーチョコレートが第4のチョコとして定着すると確信している」と語った。
ネスレ日本は1月15日から、「キットカット ショコラトリー ルビー 2020 アソート」を数量限定で発売する。同社の竹内雄二氏(コンフェクショナリー事業本部 マーケティング部長)は「18年1月に世界で初めてキットカット ショコラトリー ルビーを発売した。売れ行きが好調なので商品のラインアップを拡大しており、日本の成功事例が他国でも注目されている」と説明した。現在、キットカットルビーは約20カ国で発売されているという。
シャノアールは、1月9日から全国のカフェ・ベローチェで「ルビーチョコレートラテ」(380円)、「ルビーチョコレートケーキ」(420円)、ルビーチョコレートマゼリー(420円)を発売する。3月31日までの期間限定だ。この他、発表会の会場では日本酒の獺祭を用いたボンボンショコラなども紹介された。
今後、バリーカレボーは日本国内にある高崎工場でもルビーチョコレートの生産を始めるという。生産量は非公開だが、メーカーやカフェチェーンなどの需要に対応できる規模にする予定だ。同社は日本を重要な市場の1つと位置付けている。バリーカレボージャパンのパスカル・ムルメステール社長はルビーチョコレートが日本で支持されている理由について「日本人の味覚が敏感であり、おいしいと感じてもらっていること」「ルビー色が“かわいい”と評価されていること」「着色料を使っておらず、天然成分であること」などを挙げた。供給力が高まったことで、今後、さらに新商品開発を手掛ける企業が増えるかもしれない。
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