社員が新型コロナウイルスに感染していることが判明した場合、企業はどう対処すべきなのか。東京都福祉保健局感染症対策課の担当者に聞いた。
担当者は「保健所からの連絡を受けて、社員が感染したことを初めて企業が知るケースが多いのではないか」と説明する。保健所職員が感染者のヒアリングを行い、行動履歴を把握。企業で働いていることが判明した際、感染拡大を防ぐために保健所職員が職場の調査を行う。
感染者がマスクをしないで勤務していた場合、隣に座っている従業員や同じ会議に参加した人が濃厚接触者とされる可能性があるという。もし、感染者がずっとマスクをしていた場合、濃厚接触者は少なくなる可能性がある。また、職場を消毒するのかどうかも含めて、どのような対策をすべきかはケースバイケースで判断されるという。
感染症対策課の担当者は「感染予防のためにマスクは有効だ。また、保健所などより先に社員の感染を把握した場合には、速やかに所管の保健所に連絡してほしい」とした。
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