ライバルのスシローは19年と20年にそれぞれ全店舗を一斉休業した。それまでは定休日を設定していなかったが、従業員の働きやすい環境づくりの一環として実施した。広報担当者によると、20年2月4日と5日に一斉休業を実施したが、事前にお客に周知を徹底したおかげで、大きな混乱はなかったという。
ロイヤルホストも19年から社員に対して7連休の取得を推奨している。これは大手チェーンでは珍しい取り組みだった。店舗が最も忙しくなる土日に休むのは勇気のいることだが、従業員がしっかり接客や調理ができるようになるためには、働き方改革が必要だという判断が背景にあった。
「土日を含んだ長い休みが取りにくい」というイメージの強い外食産業だが、こうした大手チェーンの取り組みが進めば、長期休暇の取得が当たり前になっていくかもしれない。
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