――株式や債券の国際分散について、3倍3分法では投資先の地域の比率を同率にした。ゴーゴー・バランスでは比率を変えている。
有賀 債券でいうと、3倍3分法では日本、米国、ドイツ、英国、豪州に5分の1ずつ投資していた。ゴーゴー・バランスでは、実際の市場を再現するように、米国、日本、イタリア、ドイツ、英国に比率を変えて投資している。先進国の国債市場をトレースする形だ。10年ものだけでなく、2年や30年ものも組み込んでいるが、デュレーションは約8年。3倍3分法でも同じくらいになっている。
株式は(全世界の株式指数である)MSCI ACWI指数を参考に、国際分散比率を変えて、市場平均にそろえている。3倍3分法に比べると、日本株式の比率が減り、ジャパンバイアス(投資家が自国の株式比率を増やす傾向にあるというバイアス)がかかっていない。
――販売会社がネット証券中心に増えた。SBI証券、マネックス証券、楽天証券が既に取り扱っている。
有賀 ゴーゴー・バランスは非常に待ち望まれていた。2月12日に設定して、すぐにこれだけの販売会社に入ってもらっている。
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