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» 2020年03月25日 07時55分 公開

荒波市場に船出、長期投資での強み見せるか ゴーゴー・バランス 5.5倍の狙いを聞く (1/4)

レバレッジ型バランスファンドの草分けとなった日興アセットマネジメントの「グローバル3倍3分法ファンド」。そのレバレッジ比率を5.5倍に上げた、「グローバル5.5倍バランスファンド」が登場した。

[斎藤健二,ITmedia]

 2018年10月の設定から約2年半で、純資産額が計4427億円まで増加した日興アセットマネジメントの「グローバル3倍3分法ファンド」(3倍3分法)。1年決算型と隔月分配型を合計した純資産で見ると、国内ファンド全体でも14位まで躍進した。

 最大の特徴は、債券とREIT(不動産)と株式をバランスさせながら、先物を使ってレバレッジをかけ、3倍の運用額を実現している点だ(19年8月の記事参照)。レバレッジ型バランスファンドの先駆けであり、その後、各社からレバレッジを用いたバランスファンドが登場している。

 今回、その日興アセットマネジメントから、レバレッジ比率を5.5倍まで高めた「グローバル5.5倍バランスファンド」(ゴーゴー・バランス)が登場した。2月12日に設定され、3月23日時点で約38億円の純資産となっている。3倍3分法との違いはどこにあるのか、またコロナショックによる基準価格への影響はどうなのか、商品を開発した有賀潤一郎部長に聞いた。

日興アセットマネジメントの商品開発第一部長の有賀潤一郎氏

――グローバル5.5倍バランスファンド(ゴーゴー・バランス)では、さらにレバレッジ比率を上げた。どのような違いがあるのか。

有賀氏(以下有賀) グローバル3倍3分法を出してから、「もっとリスクテイクしたい」という声もあり、リスク許容度の大きい投資家がいることは分かっていた。ゴーゴー・バランスでは3倍3分法よりも、リスクを取れる投資家に買ってもらうことを目指している。

 3倍3分法は、リスクが株式のファンドより低めになることを想定していた。ゴーゴー・バランスは、株式ファンドと同じリスクまで取れる人に向けている。どちらも、リスクあたりのリターンは、だいたい同じくらいになるように設計している。

ゴーゴー・バランスの投資先イメージ。世界各国のREITと日本国債だけを現物として持ち、日本を含む各国の株式や各国の債券、そして金を先物で保有することで、レバレッジをかけ、投資金額の5.5倍の運用を行う(日興AM資料より)
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