村上社長によると、これまで新型コロナ関連で出回っていたデマを分析すると、「お湯がコロナに効く」といった健康系の内容が比較的多かったという。東京封鎖の可能性が取り沙汰されてきたここ数日は、デマの量もさらに増す中で「その内容自体、地震のような大災害時の物に近くなっている」と警鐘を鳴らす。
さらに懸念されるのが、毎年ジョークサイトやフェイクニュースが急増する4月1日のエイプリルフールだ。村上社長は「例年多少のウソが許される雰囲気のため、面白おかしい冗談を発信する人も出てくるだろうが、企業も個人も今年は少し慎重になるべきだろう。どんな内容のウソが出回るか読めないが、なるべく惑わされないように注意した方がいい」と指摘する。
こうしたデマの被害対策についてSpectee社では「そもそも人づての話は疑う」「政府や自治体などの公式情報を常に確認」「少しでも疑念を持ったり自分で判断できない情報はシェアすべきでない。善意であってもデマ拡散に加担することになる」と呼び掛けている。
加えてメディアの流す情報についても、村上社長は「まともなネットメディアも、そうでない内容の媒体も存在する。特にタイトルがセンセーショナルな記事が多いため、実際の中身はどう書かれているか、ひとまず冷静になって読むことが重要」と話す。
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