そして後はタスクリストに従ってサクサクと仕事を片付けていくだけだ。そうすれば2日分の「絶対にやるべきタスク」を1日で処理できるはずだ。「やるべきタスク」をリストから削除したが、本当にやるべきことだったのかどうか。1日の終わりに振り返ってもいいだろう。それが思い込みであったことに気付くのではないか。
また、リストのメンテナンスも重要だ。1日の仕事を終え、次の日を迎えたら、リストを見直してみよう。もしも、「やるべきことと書いたが、やはり絶対にやるべき仕事だと思う」「誰かに任せられる仕事だと思ったが、任せるほどの仕事でもない気がしてきた」などと思い直すのであれば、「タスクリスト」をメンテナンスすればいい。そして仕事をスタートする直前に、もう一度、「今日明日の仕事を、今日1日で片付ける」と決意するのだ。
これを繰り返せば、在宅勤務中に、タスクに関する「目利き力」もアップするはずだ。本当は「やるべきタスク」と思い込んでいたものが、実はそうでもなかったとか。「やりたいタスク」だと思っていたものは、意外と必要のないものであったとか。
「絶対にやるべきこと」を前倒しでやり切る爽快感を繰り返し味わえば、クセになる。そうなったらこっちのものだ。ぜひとも慣れない在宅勤務期間中に、自分をアップデートしてもらいたいと思う。
企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。
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