金融機関のデジタル活用〜デジタル活用のヒントを探る〜
ニュース
» 2020年05月14日 07時04分 公開

ドイツはどうやって「2日」で助成金支払いを実現したのか? 開発元銀行インタビュー迅速なシステム構築の裏側に迫る(7/7 ページ)

[Masataka Koduka,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5|6|7       

――最後に、コロナ危機以降の社会はどのように変化していると思いますか?

ホルトカンプ氏 私たち、そして世界中の人々が、もうちょっと長い間、ウイルスと共存する必要が、おそらくあるのでしょう。健康を守るため、ソーシャルディスタンスやマスクの着用など、人々にさまざまな行動パターンの変化が求められます。これに加えて、過去数週間のロックダウンによって引き起こされた、経済的および社会的変化があります。

 しかし、しばらくすれば、経済と社会システムは回復すると、私は確信しています。


 以上が、IBBのホルトカンプ氏のインタビューである。さて、まず私は読者にお詫(わ)びしなければならない。「2日でシステム用意、即座に5000ユーロ助成金振り込み」は、プラス5日、約一週間の準備期間があったというのが事実だ。

 インタビューは、電子メールを通じて行った。ドイツ語でも質問リストはWordで6ページに及ぶ内容であった。ホルトカンプ氏はこの間、とても多忙であっただろう。外国人フリーランス・ジャーナリストの素朴な疑問に答える義務は彼にはないだろう。質問リストを送付してから約3週間回答を待ったが、受け取った回答内容を読みながら、残念ながら日本にはなく、ドイツにはある、とても素晴らしい面をしみじみと感じた。それは、メルケル首相の演説などからも伝わってくる、「誰一人として置き去りにはしない」ための他者への真摯な対応である。

 ホルトカンプ氏に感謝する。

前のページへ 1|2|3|4|5|6|7       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -