1カ月ほど前、「2日でシステム用意、即座に5000ユーロ助成金振り込み」というサブタイトルで、コロナ危機に対するドイツ・ベルリンのスタートアップ企業の取り組み、およびフリーランサーに対するドイツ政府の助成金支払に関する記事を書いた。
だがその後ずっと、「2日でシステム用意」というサブタイトルの信憑性(しんぴょうせい)について、筆者の頭のなかで、大きな疑問符がグルグルと回転していた。確かに3月18日のメルケル首相演説、3月25日の助成金/援助金の連邦議会承認、3月27日のInvestitionsbank Berlin(以下IBB)の申請受付/給付開始は、私たちが知る限り報道された事実だ。しかしどう考えても、速すぎる。
そこで、「ドイツには既に、パンデミック・リスク対応BCP(事業継続計画)があって、『ゼーレのシナリオどおり』(from 『新世紀エヴァンゲリオン』)的な感じで事が運んだから、2日で助成金支払いが実現できたのでは?」など、さまざまな妄想が膨らんだ。そこで、実際にベルリンにて助成金/援助金の支払窓口となったIBBのコーポレートコミュニケーション責任者、イェンス・ホルトカンプ(Jenz Holtkamp)氏にインタビューを行った。
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