緊急事態宣言が解除されても、リモートワークを続けようという企業が増えている。また、出勤する機会が減ると「オフィスは今より狭くていいのではないか」と考える企業が増えてくる可能性がある。そんな時代に、オフィスに求められる役割はどのように変わっていくのだろうか。
三浦氏は、グループワークを行って知的生産性を向上させたり、企業が大事にしているカルチャーや価値観を共有したりする場としてより利用されるのではないかと考えている。
テレワークが浸透すると、従業員がオフィスで単純な事務処理や定型的な作業を行う必然性は低下する。また、報告・連絡・相談、業務の指示、簡単な情報交換などもわざわざオフィスで行う必要もなくなる。三浦氏は「これまではオフィスの大半が執務スペースを占めていたが、今後はその割合が減るのではないか」と指摘する。
ただ、オフィスが完全に不要になるわけではない。例えば、新入社員や転職したばかりの社員のフォローだ。業務を進めるうえで「どんなところでつまづいてしまっているのか」「何を知らないのか」ということは、近くにいる先輩社員でないと分かりにくい。社員が集まっている場所で仕事を進める重要性は消えていない。また、社員のエンゲージメントを高める意味でも、オフィスは重要な役割を果たす。
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