アイリスオーヤマは7月9日、宮城県角田工場の一部を改修してマスク生産の本格稼働を始めたと発表した。改修の投資総額は約30億円。本格稼働にあたり、新規に100人を順次採用予定だという。
新型コロナウイルスの感染拡大による政府からの要請を受け、大連工場(中国・遼寧省)と蘇州工場(中国・江蘇省)に加え、角田工場でマスクを生産することを表明していた(アイリスオーヤマが国内にマスク生産設備を導入 日本への供給能力を約8割引き上げ)。
同工場では着用時の息苦しさや群れを緩和する「ナノエアーマスク」などのマスクとともに、マスクの中間層フィルターとして使われるメルトブローや、マスクの内側と外側の単層不織布であるスパンボンドも生産するという。ナノエアーマスクは全国のドラッグストアなどで購入できる。
国産マスクの本格稼働に伴い、角田工場(宮城県)からの出荷を順次開始していく。同社は「今後も生産設備を順次導入し、国内で(8月には)月産1億5000万枚の生産体制を構築します」とコメントしている。
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