コクヨは7月13日、簡易フェイスシールドの販売を7月中旬以降に開始すると発表した。同社の文具「レールクリヤーホルダー」にも使用されるPET製シートで製造したフェイスシールドを製品化。2種類を展開し、人と接する業務が多い事業者の感染予防ニーズに対応する。
同社は、医療機関の関係者がレールクリヤーホルダーをフェイスシールドの代用素材として採用したことをきっかけに、自社でもフェイスシールドを製造。5月末までに自社製造の簡易フェイスシールド4万3000個、また代用素材としてレールクリヤーホルダー3万6000枚を無償提供した。
その取り組みを通して、今後も継続的な供給を求める声や、医療現場以外の事業者からも「購入したい」という声が寄せられたことから、製品化を決めたという。医療、教育、福祉、流通小売、公共施設、官公庁などの利用を想定している。
販売する商品は、頭部で固定する「ヘッドギアタイプ」と、通常のマスクのひもに取り付けて使用する「マスク装着タイプ」の2種類。ヘッドギアタイプは装着した状態でシールドを上下に動かすことができる。メーカー希望小売価格(税別)は、ヘッドギアタイプ(5セット入り)が3500円、ヘッドギアタイプの交換用シールド(25枚入り)が3000円、マスク装着タイプ(10枚入り)が900円。
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