多くの人が指摘しているように、馬脚をあらわしてしまったのは、これまで仕事をしたフリをしていた中高年だ。
結局、コロナ禍ではっきりしたのが、「仕事をつくることができる人」「仕事を処理することができる人」「どちらもできない人」の3つに、より明確に分類されてしまったことだ。
もちろん、会社の中には、「プロフェッショナル制度」などと言われ、仕事を処理することのプロとして、ビジネス生涯をまっとうする人も少なくない。後進の指導や技術の伝承がそのマネジメントワークとなる。
そうではない管理職には、この「仕事をつくる」ことが、本来、求められていたのだが、それに、こうした能力は、本来ならおじさんたちの方がはるかに優れているはずなのに、そこから逃げてしまっては、この先は本当にない。
そういう意味では、セルフマネジメントというよりも、セルフリーダーシップというべきかもしれない。
「ハンコがいる」だの「会社に行くことが仕事の人たち」などといった、悪評ばかりがおじさん労働者にはつきまとっているが、自分をしかるべき仕事に導き、「どちらもできない人」のレッテルを貼られないうちに、生き延びる道を見つけてほしいものだ。(猪口 真)
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