人材大手のリクルートキャリア(東京・千代田)は9月10日、同月1日時点の2021年卒予定の大学生の内定率が85%だったと発表した。前年同時期と比べて8.7ポイント低かった。売り手市場だった前年水準に近づきつつあるものの、新型コロナウイルスの企業への悪影響は残っているようだ。
8月時点の新卒内定率は81.2%で、今月はそれより3.8ポイント改善している。
調査はリクルートキャリアの就職みらい研究所が9月1日〜7日に実施。今回は「リクナビ2021」に登録した学生モニター約1000人が対象。大学院生は含まれない。
専攻別に見ると、9月時点の理系学生の内定率は92.6%で、20年卒の前年同期(95.7%)にかなり近づいた。一方、文系の内定率は81.7%と前年同期よりまだ10ポイント以上差がついている結果となった。やはり、こうした就職不況では特に文系学生への影響が強いようだ。
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