コラム
» 2020年09月15日 09時34分 公開

スピン経済の歩き方:マジか!? コロナ禍で「薄毛ビジネス」が盛り上がっている理由 (1/5)

「薄毛の人は、新型コロナで重症化する確率が高い」――。少し前、このようなニュースが流れた。「薄毛」に関係するビジネスは好調のようで、新型コロナとの関係性は……。

[窪田順生,ITmedia]

 少し前、ハゲたおじさんたちをハゲしく動揺させるようなショッキングなニュースがあった。なんと「ハゲは新型コロナウイルスで重症化する確率が高い」というのである。

 海外メディアが報じたところによれば、スペインでは新型コロナに苦しむ男性の79%が薄毛などのデータがあり、脱毛に関係する男性ホルモン「アンドロゲン」がコロナウイルスを凶暴化させるのではないか、と海外の研究者が述べているというのだ。

 「そういえば、あの人も……」なんて感じで、ストレスで毛が抜けてしまうほどの恐怖に襲われている薄毛の方も少なくないだろう。

 「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」などの名言で、自信を失いがちな世のハゲたちをハゲましてきた「ポジティブハゲ」として知られるソフトバンクグループの孫正義氏も、この情報にはさすがにショックだったようで、Twitterで「マジか?!」とつぶやいている。

 もちろん、これはたくさんある「コロナ未確認情報」の一つに過ぎない。アデランスが10年かけて調査した「薄毛世界地図」によれば、スペインのハゲ率は世界2位。つまり、「新型コロナで重症化になった男性にハゲが多い」のではなく、そもそも「男性にハゲが多い」だけの可能性もかなり高いのだ。

 ハゲ、ハゲ、としつこく繰り返されてかなり不機嫌になっている方も多いかもしれないが、ハゲも悪いことばかりではない。新型コロナによって、ロボットやワーケーションなど新しい分野で続々とビジネスチャンスが生まれているように「ハゲ」も、その一つになる可能性があるのだ。

 実際、「ハゲ」にまつわるビジネスはコロナ禍の中でもその影響を受けることなく、力強い成長を見せているのだ。その代表的な存在が、皆さんも最近やたらとテレビCMで目にしているであろう「薬用育毛剤 ニューモ」だ。

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