電通は9月23日、法人向けに、従業員調査の自由回答をAIで分析し、カテゴリーごとに分類して表示できるダッシュボード「VoiScope」を開発したと発表した。従業員調査について「限界や形骸化を感じている企業が多く、調査本数ばかりが増えてしまい、効果的な分析ができていない」(電通)として、ダッシュボードを開発した。
従業員がアンケートで自由に記述した内容をAIが分析し、「事業戦略」「上司」「給与」といったカテゴリーごとに自動的に分類。ポジティブな意見とネガティブな意見を比較、部署別・属性別の比較もできる。過去の調査結果を読み込ませ、時系列で分析できる機能も備える。
大量の自由回答を短時間で分析できる上、調査自体の設問数も減らせるため、従業員の負担を軽減できるとしている。
リモートワークが推奨される中、従業員同士のコミュニケーションの希薄化が問題になっている。電通はVoiScopeの提供を通じ、企業の従業員のエンゲージメント向上を支援する考えだ。
コロナで会えない就活生の“内定ブルー”は解消できるか 「学生に寄り添う」ビッグローブ人事部の挑戦
テレワーク中にサボっていないか、日本企業が従業員を熱心に監視してしまう理由
テクノロジーは全てを解決しない 人事担当者が知っておくべき「HR Tech」の実像
人事を「採用業務」から解放する? 一石二鳥のリファラル採用、成功のカギ
コロナ禍で業績上方修正した上場企業186社の特徴Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング