攻める総務

生産性を高める「健康」と「幸福」 総務が防ぐべき“宝の持ち腐れ”とは?「総務」から会社を変える(4/4 ページ)

» 2020年10月05日 05時00分 公開
[豊田健一ITmedia]
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「宝の持ち腐れ」は避けたい

 さまざまな情報がデータ化されている中でこれから総務として必要な能力は、単にデータを集めるだけではなく、さまざまなデータを掛け合わせることで、自社に特有な課題、さらには、健康問題の予兆を見つけ出すことである。

 健康管理のデジタルトランスフォーメーションによる生産性の向上もさることながら、今まで見えていなかったものが見えるという点では、健康管理自体の質の向上も実現することができる。繰り返すが、そのためには、総務もデータ分析の能力を高める必要がある。社内の貴重なデータを有効活用できない、宝の持ち腐れ状態だけは避けたいものである。

著者プロフィール・豊田健一(とよだけんいち)

株式会社月刊総務 代表取締役社長 『月刊総務』編集長

早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社リクルート、株式会社魚力で総務課長などを経験。現在、日本で唯一の管理部門向け専門誌『月刊総務』を発行している株式会社月刊総務の代表取締役社長、『月刊総務』の編集長。一般社団法人ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアムの副代表理事や、All Aboutの「総務人事、社内コミュニケーション・ガイド」も務める。

著書に、『マンガでやさしくわかる総務の仕事』(日本能率協会マネジメントセンター)『経営を強くする戦略総務』(日本能率協会マネジメントセンター)


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