リモートワークが日常化するにつれて、社外のメンバーとのオンラインビデオ会議の頻度が増加してきている。そんな需要に対応する日程調整カレンダーサービス「Spir(スピア)」を、2019年に創業したスタートアップのSpir(東京都渋谷区)が開発した。5月から限定公開していたが、11月11日から一般に公開していく。
これまでは、メールやチャットなどで日程候補をやりとりし、カレンダーに登録するとともに、ZoomなどのミーティングURLを発行して送っていた。同社の試算によると、1日3件の日程調整は、労働時間のうち6〜10%の時間を使うことになる。Spirは、社外との日程調整を数クリックで完結でき、大幅に時間を短縮できる。
「コロナ禍でリモートワークが増えている環境で、カレンダー分野のDXはより進んでいるが、Spirではこれを更に進化させたい。またZoomなどの会議の準備の手間が増えてしまったという悩みや、そもそも人と会う機会が減ってしまってインスピレーションが得にくくなったという悩みも、簡単に日程調整を行えることで解決できるのではないか」(Spirの大山晋輔社長)
現在Googleカレンダーと連携しており、まずSpirでGoogleカレンダーの予定を読み込む。条件を指定すれば、参加者全員の空いている時間を自動で抽出できる。候補日を決めたら、発行されるURLを送付すれば、ほかの参加者は希望の日時を選択するだけで日程が確定する。Google MeetやZoomと連携しており、自動的にビデオ会議の設定が可能だ。
曜日や打ち合わせ時間、前後の確保時間など条件を入力すると、自動的に空き時間を抽出してくれる。URLを発行して相手に送付すれば、相手が日程を選択すると予定が確定される。ZoomなどのミーティングURLも自動的に発行される
候補時間を設定し、複数人が希望の日程を投票できる日程投票機能も備える
主催者以外はSpirに登録していなくても利用できるが、登録することで自分の予定と送られてきた日程候補を合わせて確認できる。
2020年内にはOutlookにも対応する予定。現在は無料で利用できるが、Slackなどの外部ツールとの連携、チーム間でのカレンダー連携機能などはプレミアム機能として今後有料化していくことを想定しているという。
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