フィンテックで変わる財務

Kyash、1%利息の「残高利息」公開中止、内容見直し

» 2020年12月07日 18時15分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 フィンテック企業のKyash(東京都港区)は12月8日からのサービス開始を予定していた「残高利息」サービスのリリースをいったん中止し、名称と内容を見直すと発表した。「関係各所に当初想定していなかった混乱が生じる懸念があるため」と、理由について述べている。

 なおサービス発表前に、規制当局への確認は済ませていた。また、サービス開始を見込んで入金を行ったユーザーに対しては、「迷惑がかからないよう、対応を検討する」としている。

1%の利息が付くということで大きな反響を呼んだ「残高利息」サービスの内容が見直しになる

 「残高利息」サービスは、プリペイド型の決済サービスKyashに預けた残高に対して、1%の利息がポイントとして付くというもの。同社は銀行業の免許は持っておらず、資金移動業免許によって、このサービスを実現しようとしていた。

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