フィンテックで変わる財務

QRコード決済市場規模、1兆8369億円に急伸 24年には10兆円超

» 2020年12月24日 12時14分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 矢野経済研究所は12月24日、国内QRコード決済市場の調査結果を発表した。2019年度は、市場が本格的に立ち上がり、加盟店手数料無料化や大型キャンペーン、政府のキャッシュレス還元などの結果、取り扱いベースで1兆8369億円と推計した。

QRコード決済市場規模推移と予測(矢野経済研究所)

 18年度の3042億円から6倍に市場が拡大した。矢野経済研究所では、新型コロナウイルス感染拡大から、感染防止のためにQRコード決済をはじめとするキャッシュレス決済導入ニーズが高まっているとしており、今後も市場の拡大は続く見通しだ。

 24年度の市場規模は、10兆290億円を予測しており、同年で130兆円規模と予測される国内キャッシュレス決済市場規模の1割弱を占めることになる。

19年7月に発表した、国内キャッシュレス決済市場規模予測(矢野経済研究所)

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