コロナ禍の影響でテレワークが広がり、例年とは全く違う形での社会人デビューを体験した2020年の新入社員。人材系シンクタンクのパーソル総合研究所(東京都千代田区)の調査によると、新入社員に聞いた在宅勤務の課題は「同期とのコミュニケーション」となった。
同僚や上司とのやりとりが、最初から対面よりもオンラインになりがちな今年の新入社員。これまでの職場では存在しなかったコミュニケーションの問題に、企業側もどう対処するかが問われている。
調査は同社が11月、新卒社員と企業の人事担当者に実施した。新入社員については入社2、3年目も含め計1100人(ただし集計では新卒者のみ)、人事は200人に聞いた。
まず、人事担当者に自社の新入社員の在宅勤務の状況について聞いた。10月時点で週1回以上在宅勤務をさせている企業は全体の37.1%。緊急事態宣言が出されていた4〜5月と比べ明らかに頻度は減少する結果となった。
さらに、新入社員に対して「在宅勤務時の課題」についても質問した(複数回答可)。1位は「同期とのコミュニケーションのとりづらさ」で51.4%となった。
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