「笑 今は呼吸よりも領域…展開ッ!ですよ」
これは筆者と後輩の間でなされたLINE会話の一部である。「呼吸」といえば、「鬼滅の刃」登場人物の剣術に用いられる呼吸法である。そのことは今やほとんど人々が理解しているだろう。しかし、「領域展開」についてピンとくる者は、現状ではそれほど多くないのではないだろうか。
しかし、若年層の関心について検討を深めると、2021年は鬼滅の刃でよく用いられた「○○の呼吸」や「全集中」といったワードが、「領域展開」という決めゼリフに置き換えられつつあることが分かった。今回は、「領域展開」という“謎の単語”の理解を深め、21年のトレンドを確認したい。
そもそも、「領域展開」とは、18年に週刊少年ジャンプで連載がスタートした「呪術廻戦」という漫画作品で出てくる技だ。主人公である虎杖悠仁(いたどりゆうじ)をはじめとした呪術師が使用できる最も強力な術式として、「領域展開」が繰り出される。直近では、TikTokのような若年層向けのSNSを中心に、領域展開の使い手で人気キャラである五条悟(ごじょうさとる)のモノマネやパロディ投稿が目立っている。
しかし、街中でひっきりなしに目にする鬼滅と比べ、呪術廻戦が本当に”ネクスト鬼滅”のようなポジションを獲得できるのだろうか。この点について、グーグルのデータを見ると「鬼滅から呪術へ」の流れが来ていることがはっきりと浮かび上がってくる。
ソフトバンクも追随、価格破壊「20Gバイト月2980円」の携帯業界ウラ事情
YouTubeが落ちた日、ユーザーはどこに行った? データで解析
“鬼滅缶”で大成長? 3週間で5000万本を売ったダイドーから学ぶ「コラボ成功のヒケツ」
“ピーク比75%減” 渋谷ハロウィンから考える「コロナと東京一極集中」
全てのビジネスパーソンが、東証の“完璧すぎる記者会見”を見るべき理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング