グーグルが提供する「GoogleTrends」 のデータを確認してみよう。このデータは、あるキーワードにおける検索ボリュームを「人気度」として指標化し、各種キーワードと比較できるツールだ。ここで、検索キーワード「呪術廻戦」と「鬼滅の刃」を比較してみよう。
これを見ると、人々の関心は本当に鬼滅の刃から呪術廻戦へシフトしつつある様子が伺える。
呪術廻戦自体は18年から連載されている作品であるが、連載期間中は鬼滅の10分1以下の検索ボリュームで推移する状況だった。しかし、20年の10月からスタートしたTVアニメの開始に伴って、急激にその人気度を高めている。
足元では劇場版でかつてない反響を呼んでいる「鬼滅の刃」の半分ほどの検索ボリュームを獲得しているのだ。映画公開前の数カ月と今の呪術廻戦のボリュームを比較すれば、呪術廻戦の方が高い数値を示していることからも、同作品は人々の並々ならぬ関心を集めていることが分かるだろう。
その人気度は、既に「ONE PIECE」を遥かにしのいでいる。今年で連載開始24年を迎えるONE PIECEが長期にわたって安定的に高い検索ボリュームを獲得していることは感服すべきであるものの、その一方で、呪術廻戦の“勢い”にも注目すべきではないだろうか。
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