財務省は1月22日、新しい500円硬貨を発行する時期を延期すると発表した。2019年4月時点では、発行時期を21年度上期にするとしていた。
新硬貨の素材は、ニッケル黄銅や白銅などを用いている。偽造防止のため、素材にバイカラー・クラッド(二色三層構造)を、硬貨の縁には「異形(いけい)斜めギザ」をそれぞれ導入。同省によると、異形斜めギザを大量生産する硬貨に採用するのは世界初だという。また、硬貨の縁の内側には、新たに微細文字を加工している。
現行の500円硬貨は、新500円硬貨が発行されたあとも引き続き利用できる。
新500円硬貨の発行が遅れる理由について財務省は「新型コロナウイルス感染症による金銭機器(券売機やATM)の改修作業への影響」としている。発行時期については、「今後、状況を見極めたうえで改めて公表する」とした。
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